富山の海の神秘ホタルイカ。
漆黒の海に青白く光る幻想的な光景は一度見ると忘れられなくなります。
目に映る光景もとても感動的ですが、食べても美味しい魅惑のホタルイカ♪
そんなホタルイカが富山の海でとれることもあって、近年ホタルイカの時期には富山の海もにぎわっています。
せっかくなら自分でとった新鮮なホタルイカを一度は食べてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
今回は、ホタルイカのとれる場所を紹介していきたいと思います。
この記事に書かれていること
ホタルイカの身投げやとれる時期・場所は?
ホタルイカをとりたいと思っていてもいつどこにいけばいいのかわからないという方も多いと思います。
また、せっかく来たのに全然いなかったという声もよく聞きます。
そんな方にホタルイカのとれる時期・場所を詳しくお伝えします。
ホタルイカとれる時期はいつ?
ホタルイカのとれる時期はだいたい2月中旬から5月いっぱいくらいだといわれています。
時間もまちまちで、目撃されるのはだいたい20:00~深夜2:00頃が多いです。
身投げのために海岸に近づいてくるところを狙うわけですが、身投げはあくまで自然現象のため、この時期に海にいくと必ずとれるというわけではないということを覚えておいてください。
わたしも条件の日に行ったのに全くダメだったと肩を落として帰るということも何度もありました。
逆にただ時間ができたからというだけでふらっと行った日に思いがけずたくさんとれとこともあります。
それでもいくつかの条件の重なる日に行くとかなり確率は上がりますので、参考にしてもらえればと思います。
ホタルイカとれる条件は?
- 新月の日前後2日くらい
- 満潮の時期
- 風がなく、波の穏やかな日
- 暖かくおだやかな気温が安定した日が数日続いている
- 雨が降っていない
条件がよければ確率が上がりますが、たとえば新月だから絶対とれるわけではなく、ほかの条件も合わせて総合的にみる必要があります。
また海水温にも注意が必要です。
気温は暖かくても海水温が低い場合はホタルイカに出会えることはなかったですね。
ホタルイカがとれる場所は?
ホタルイカがよくとれる場所を順番に紹介します。
岩瀬漁港・岩瀬浜海水浴場
こちらは海岸から浅瀬が続いているのが特徴で、たくさんの人がホタルイカをとりにくる人気の場所です。
八重津浜海水浴場
こちらも毎年大勢の方がホタルイカをとりに来る場所ですが、岩瀬より駐車場が少ないのであきらめて帰る人も多いです。
国分浜
あまり人がいないイメージです。
ほかよりはとりにくいかもしれませんが、たまに大量にとれることもあり意外な穴場かも。
海老江海浜公園
駐車スペースもあり広い範囲で海岸沿いを歩けるので穴場だったのですが、近年はたくさん人が来てますね
注意してほしいのは、漁港というのは漁師さんの仕事場です。
立ち入り禁止の場所もあります。
漁師さんの邪魔にならないよう、マナーを守って楽しみましょう。
また、駐車場には限りがあります。
多くの路上駐車を見かけますが、近隣住民の迷惑になるので絶対やめてください。
海水浴場などの浜辺もありますが、砂浜のホタルイカは砂を噛んでいる場合があるので食用には向きません。
しかし生きているうちにバケツにキレイな海水をはって、その中にしばらく泳がせておけばあらかた砂を出すのでやってみてください。
ホタルイカをとるために必要な道具は?
ホタルイカは釣りあげるものではないので、そこにホタルイカがきていさえすれば誰にでも簡単にとることができます。
そこで、持っていくと便利なものをいくつか紹介しますね。
- 網
ホタルイカは手ではつかまえられないので網ですくってとります。
- ヘッドライト
懐中電灯でもいいのですが、網でホタルイカをすくうので両手が自由になるヘッドライトがおすすめです。
- クーラーBOX
ホタルイカは鮮度が落ちやすいので、とれたホタルイカはクーラーBOXに入れて冷やして持ち帰りましょう。
※とれたてを食べたいと思うでしょうが、生のホタルイカには寄生虫がいることがあるので注意してください。
- 防寒着
春先といえど、夜の海はかなり冷え込みます。防寒着は必ず持って行ったほうが安心です。
- 長靴(ウェーダー)
海の中に入るので腰まであるウェダーとよばれるものがおすすめです。
ホタルイカの発光が見れる場所を紹介!
ホタルイカを食べる目的ではなく、ただ発光しているところを見たいというかたも多いですよね。
実際わたしもそうでした。
「ホタルイカが光って綺麗らしいよ。身投げ見に行こう!」と知人に誘われたのがきっかけでなんとなく言われるまま海に行きました。
そしてそこで初めて、目の前で暗い浜辺で見たあの淡く青い光が一面に広がる光景が忘れられず、今では毎年あししげく通うようになってしまいました 笑
ホタルイカの身投げとは、諸説ありますが、産卵のために海岸付近によってきたホタルイカが産卵を終え、力尽きて波によって砂浜に打ち上げられた現象のことをいいます。
砂浜に打ち上げられ、波の刺激をうけて青白く光る光景はとても幻想的で形容しがたいものがあります。
テレビや映像で見るのとは全く別物の生命の神秘を感じる光景をぜひ見てほしいと思います。
しかし、最近では浜辺にたどり着く前にホタルイカをすくう人が多くなったため身投げ自体をみられることは少なくなってきたかもしれません。
でも大丈夫。
そんな方にもしっかりホタルイカをみられる場所があるんです!
ホタルイカミュージアム
寒くて暗い海に行かなくても生きたホタルイカの発行ショーが見られます。
小さなこどもでも安心して見られるのでとても人気の施設です。
ホタルイカの生態等も詳しく知ることができるので勉強にもなります。
また併設されているレストランでホタルイカが食べられるのもいいですよ!
なかなか生のホタルイカは食べられないのでぜひ食べてみてほしいです。
内装もとてもきれいで、海が一望できるのでレストラン目当てのかたもたくさんいます。
滑川ホタルイカ海上観光
漁船に乗ってホタルイカ漁を間近で見ることができます。
漁師さんが網を引き、網にホタルイカがわさわさ集まってきたところで漁船のライトを消してくれます。
すると暗い海のなか、目の前いっぱいに青白く光るホタルイカにみんな思わず歓声を上げてしまいます。
個人でとりに行くのと比べ物にならないくらいの量なので圧巻です!!
朝が2:30出港ととてもはやいことと、料金が大人5000円、小人3000円とちょっと高い気もしそうですが、迫力がちがいすぎるので、きっと満足できるはずです。
こちらは事前予約が必要になります。
漁なので天候によっては急なキャンセルが起こることがあるので注意してください。
詳しい日時や運行状況は下記から確認してみてください。
>>滑川ほたるほたるいか海上観光海上観光の運行状況はこちらから
まとめ
ホタルイカのとれる時期や場所を紹介してきました。
何回も言いますが、あくまで自然現象であるため確実な方法ではありません。
想像以上にとれることもあれば、ひとつもとれなかったということもあります。
しかし、行ったからには少しでもホタルイカをとる楽しみを体験していただきたいので、自分が行って確率のよかった条件を書いたのでぜひ参考にしてみてください。
また、近年ホタルイカをもとめてたくさんの方が県外から来てくれることをうれしく思う反面、人が多くなるとどうしてもトラブルが起きるケースも増えています。
ごみの投げ捨て、騒音、漁師さんの妨害など迷惑行為を目撃するたびに悲しい気持ちになります。
ひとりひとりがマナーを守り気持ちよく、少しでも多くの方がホタルイカをとる楽しさを体験していってもらえればと思います。
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